コアサーバーの仕様変更

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本日2014年7月23日、コアサーバーに仕様変更がありました。

コアサーバーは、コストパフォーマンスが良く、XREAとともに長年使っておりましたが、ちょっとクセもあり、特にワードプレスのインストール等で毎回設定をしなければなりませんでした。

僕はサーバーとかPHPとかデータベースとか、素人ですので、いちいちググったり自分の覚書を見ながら設定するのが結構ストレスでした。。。

今回の仕様変更は、WordPress等のCMSを使っている人には、影響が出るかもしれません。

変更の概要は以下のとおり。

  1. ウェブサーバーのバージョンアップ(Apache2.2系へ変更)
  2. 標準のPHPのバージョンアップ(PHP5.2系からPHP5.3系へ変更)
  3. FastCGI版PHP5.3、5.4、5.5の提供
  4. CGI版PHP5.2、5.3、5.4、5.5の最新版へのアップデート
  5. セーフモードの解除
  6. お客様サイト内のユーザー所有者「apache」のファイルをユーザー様へ変更

所有者がapacheからユーザーへ

PHPが動かないとか、CMSインストールに伴い出来てしまった不要なディレクトリが消せないとか、権限の問題が多かったように思います。
つい先日も、apache権限ディレクトリが消せなくて困りましたが、こういった気持ち悪い状況が今後はなくなると思われます。

ポイントは、FastCGIの提供にあるようです(たぶん)。

僕の理解では、
・モジュール版PHP → apacheで動かす
・CGI版PHP → ユーザー権限で動かせる

・・・どうでしょうか。違います?

モジュール版PHPからFastCGI版PHPに変わることで、今までPHPの動作ユーザーがapacheだったのが、基本的にユーザー権限で動かせるようになった、と。

ということは、セーフモードの必要性もなくなるわけですね。

そもそもセーフモードというのは、apache権限のPHPを使って、共有サーバー内の他人のファイルを改ざんできてしまうことを防ぐ目的での制限だったわけで、各ユーザーが権限を持てれば、パーミッションだけ間違わなければ改竄の恐れもないわけですね(たぶん)。

セーフモードの制限があると、ワードプレスの場合は、ファイルアップロードでエラーが出ます。

画像とか、テンプレートとか。アップロードできないので、CGIモードで動かす設定をしなければなりませんでした。

デフォルトでCGIで動くということは、以前、CoreserverでWordPressを使う際のエラー対処で書いた.htaccessファイルの設定は不要になります。

最近ではワードプレスを使う際、わざわざセーフモードの制限のないバリューサーバーにサイトを移動したりしておりました。

PHPも早くなると思いますし、今後は、ストレスなくコアサーバーが使えるのではないかと期待しています。

FastCGIとは何か?

権限の問題にしても、結局モジュール版PHPから、FastCGI版PHPに変わったことがポイントになるわけですが、そもそもFastCGIとは何でしょうか。

Wikipediaによると、

CGIは、ユーザーから要求がある度に、プロセスの生成と破棄が行われる。大量の要求があればその分だけプロセスの生成と破棄が実施され、この事がパフォーマンスの悪化に繋がっている。
FastCGIは、プロセスをメモリ上に永続化させることで、その起動と終了にかかる時間をカットし、結果としてプログラム動作速度の向上およびサーバ負荷の低下が可能となる。最初にプロセスが実行された段階で、そのプロセスはメモリ上に格納され、次の要求に対してはそのメモリに格納されたプロセスを実行する。

と書いてあります。

ということは、現在コアサーバーに入っている、MTサイトの再構築が早くなるかも。
このあたりも、期待ですね。

※コアサーバーの仕様変更について、詳細はこちらをご覧ください。

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