facebookで面白い新聞記事がシェアされた。

3.11以来の新エネルギーが国民の関心事となっている今、このような夢のある話を聞くと、普段冷静な人も絶賛している。
元を辿ると共同通信の記事で、神戸大名誉教授というのも説得力を上げているらしい。

記事を引用しよう。

海を巨大なダムに見立て、無尽蔵にある海水を利用して水力発電をしようというシステムを神戸大大学院海事科学研究科の西岡俊久教授(現名誉教授)が発案し、世界約130カ国に特許申請した。ローマ神話の海の神にちなみ「ネプチューン」と命名。西岡名誉教授は「莫大な電力をつくれる。二酸化炭素(CO2)も排出せず、究極のクリーンエネルギーだ」としている。

 構想では、巨大な船から海底に向けて配管をのばし、海底などに発電機を設置。船で取り込んだ水は重力によって配管の中を落ち、その水流でタービンを回し発電する。

 船にある海面の潮流の力を利用する発電機などでポンプを動かし、配管を落ちた水を放出する。

2012/06/02 16:43 【共同通信】


僕は大学の物理学科を卒業しているが、ほとんど授業には出席せず、完全な劣等性だった。

ではあるが、これは最も基本的な原理を理解していれば、明らかにおかしな話だとすぐに気付くレベルの話だ。

水が低いところから高いところに流れるのと同様、「感覚的にオカシイ!」と思う。
そんなわけで、とりあえず高校が理数科だったもので、facebookの理数科グループにシェアして議論を待っているところである。
-追記。皆そろって「無理!」「あり得ない」とのことでした。

今のところの僕の結論は、オカシイ! この人(西岡俊久教授)なんかアヤシイ!
と考えている。

でも、やはり出典が共同通信だったり、130カ国?に特許申請だったり、名誉教授だなんていうと、
自分を疑いたくなる。

すみません、知識の浅いワタクシが、そんな大先生の仰ることに反発するなんて・・・。 きっと、私が何か間違っているに違いないですよね。そうです、私は狂ってしまったか、夢を見ているんです。 きっとそうです。

世間も素晴らしい発明だと認めています。 新聞も嘘を書くわけがありません!

なんてね。

・・・割と僕なんかは、

新聞=正しい NHK=正義 大学教授=エライ

と母親等にタダシク教わってきましたので、いまブログに書きながらも、

「俺ってやはり大馬鹿者なんじゃないか、恥さらしなんじゃないか」

と疑いのココロ数パーセント、というゆれる状態ではありますが、でも理数科Gの反応を待たずしてブログに今の気持ちをぶちまけてしまうのがオトコらしさというものではないだろうか。

と甚だコーフン気味に思ったりもしているわけです。

物理の世界では、一つの閉鎖系と言ったか、独立系と言ったか忘れましたが、まぁ要するに他とのエネルギーとのやりとりのない閉鎖した世界では、「無から有は生まれない」という原理があるわけです。エネルギー保存の法則ですね。

海面付近の水の位置エネルギーが、1000Mの海底で運動エネルギーに変化するとか、核分裂して質量がエネルギーに変化するとか、外部の世界との交換がなければエネルギーの総量は同じになります。

そこに照らし合わせてみると、この新聞記事では(潮流による影響を除き)、無から有が生まれちゃってるわけです。

記事のどこにウソが隠れているかといえば、

海底にあるポンプで排出

簡単に言うけどさー、1000Mの海底、つまり1000気圧の海へ落ちてきた水を、どんな強いモーター使って排出するわけ?
え? その電力はどうすんの? 潮流? だったら潮流だけで発電すりゃぁいいじゃないか。

こんな記事が簡単に新聞に出てしまう。

まぁ、福島の原発事故後、多くの国民がマユにツバつけて新聞見てるだろうから、今更とも思うけれど、

落ちたよね。 紙メディアも。 

磁石を使った永久機関が新聞にまことしやかに掲載された件

急に思い出した!ので、追記。

小学生の時、親父が「面白いから読んでみろ」と手渡した新聞記事。

そこには、レコードプレイヤーに棒磁石をセットした写真と、
図が書いてあった。

それは永久機関の発明というもので、
当時の僕は、新聞記事を読んでえらくコーフンした。

僕の発明と同じだ!

コーフンの意味には2つあって、

一つはそんな夢のようなことが実現できるんだ!
エネルギー問題が解決するんだ!

という子供らしいワクワク感。

もう一つは、

その発想、つまり磁石を使って永久に電気を起こすアイディアは、
発明好きの小学生だった僕も、思いついていたからだ。

ただ、もう少し大人になって理科というものを勉強すれば、
これはただのダイナモの原理であり、

永久機関ではない、と明らかに気づくのだが・・・。

なぜか、新聞に書いてあると騙されてしまう。

記事を載せた新聞もバカなのか、
読者をバカにしているのかどちらかだ。

いま、新聞というメディアの信頼は崩壊しつつある。

朝日新聞の捏造(慰安婦問題、サンゴへの落書き)は言うに及ばず、
権威を笠に着た横暴で一方的な体質がバレてきている。

朝日新聞記者がアザミサンゴを傷つけ、自分で批判するという珊瑚記事捏造事件

朝日新聞東京本社版の、1989年(平成元年)4月20日付夕刊一面の連載企画「写’89『地球は何色?』」に[注釈 1]、高さ4m、周囲20mという世界最大級のアザミサンゴとして、ギネス世界記録にも掲載されたことがある珊瑚が傷つけられた、6段抜きの大きなカラー写真が掲載された。この記事では「沖縄県西表島のアザミサンゴに落書きがあることを発見した」として、以下の様な日本人のモラル低下を嘆く新聞記事を掲載した。
“ 「サンゴ汚したK・Yってだれだ」
これは一体なんのつもりだろう。(中略)「K・Y」のイニシャルを見つけたとき、しばし言葉を失った。(中略)日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、八〇年代日本人の記念碑になるに違いない。精神の貧困の、すさんだ心の……。 にしても「K・Y」ってだれだ。

引用:Wikipedia

僕が小中学校のとき、よく母親に

「新聞読まないとバカになる」

と言われたものだが・・・

今では

「新聞読むとバカになる」

が本当だった、と思う。

未だに新聞、テレビからしか情報を取らない高齢者層は、
極端な思想を持ってる方が多いですよね。