アベノミクス、朝日、産経、2013年

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先日1月11日に「日本経済再生に向けた緊急経済対策」が閣議決定されたことを受け、いつも対照的な2誌、朝日新聞と産経新聞の見出しを比べてみた。

朝日:国債発行52兆円に膨張 経済対策20兆円、借金頼み
http://www.asahi.com/politics/update/0112/TKY201301120002.html

産経:「アベノミクス」試金石 公共事業や官民ファンドなど企業重視、産業育成の色濃く
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130111/fnc13011121390024-n1.htm

朝日新聞はことに安倍首相のことになると、”叩くことが社是”という話もあるほど、いつもネガティブ要素にフォーカスしているが、一つの政策も表現を変えれば全く違ったものに見える。

僕は経済の根本は「国民の気持ちの問題」だと思っているので、せっかく円安、株価の上昇を呼び込んでいる安倍さんの政策や発言に対して、いちいち不安を煽るような書き方は感心しない。
その点、産経はいつも自民寄りの記事を書くが、まぁこの記事に関しては公平に分析しているように思う。

国民は経済政策に期待し、財布の紐を緩め、政治は国民の期待と動きに更に応えていくことが経済を活性化させていく。一国民としては、気持ちだけでも政策に乗っておいたほうが良い。

これらの記事を見たネットユーザーのツイートを見ると、記者の誘導の効果が伺える。
批判するのは簡単だが、逆にこのくらいインパクトのある対策をしなければ、日本はどんどん苦しくなっていくだろう。

さて、リーマンショック後にやはり大規模な経済政策を行った麻生さんを財務相に迎え、景気回復の兆しも見え、久しぶりに良い雰囲気で年越しが出来たのではないか。

ただ、この状態が長く続くとは思えない。
政治としてはこれで良いと思うが、様々な要因を考えれば、日本に明るい未来が待っている、とは思えないのだ。
朝日新聞の指摘も無視するわけにはいかない。

例えば少子高齢化。75歳くらいまでは働いてもらうしかないと思うが、そもそも高齢者を雇用する機会がない。

若い世代はもっと危ない。もちろん少子高齢化によって莫大な社会保障費を負担しなければならないだけでなく、海外の安い労働力と戦わなくてはならない。

更にいうと、技術の進歩によって、GDPと雇用が比例しない事態に陥っている。
政府はGDPを2%押し上げ、60万人の雇用を見込むと発表したが、その試算が正しいかどうかわからない。

ではどうするか、というと、我々一人ひとりが、自分で稼ぐ!政治に頼らず自立して生きる!という意識を持って行動することだと思う。
特に今年、稼げる人は出来るだけ稼ぎ、次のステップ・・・例えば経済や構造が変わっても、生き残れる商品の開発など、準備をしたほうがよい。

個人的には、今年の目標は少なくとも一つのビジネスを軌道に乗せること。人に任せても回るように。
それから、ブログを書くこと。
地味に、コツコツと力を蓄えておきたい。

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