高橋隆介のプロフィール

簡単なプロフィール

ヤタガラス(高橋隆介)。おうちパパ&主夫。コンサルタント。SDGsや防災、事業継続計画(BCP)、マーケティング等で小さな会社をサポート。

人生の強制リセット。29歳で僕は生まれた

ぴよぴよっと生まれた

僕は28歳の2月、道端にうずくまり幻覚を見ていました。
深夜2時か3時頃です。

おそらく体温がかなり下がっていたのでしょう。
僕は帰ってこない彼女を待っていたのか、死を待っていたのか。

誰もいないはずの道端で、よくわからない言葉で騒々しく話す人が近くに見えていました。

うるさいな、と顔を上げようとすると、直下型地震のようなドカン!という震えが体の底から突き上げてきます。

そんな地震のような震えが忘れた頃にやってくるので、

「ああ、身体は生きたいんだな」

と思いました。

そのまま朝を迎え、僕は生きていました。

同じ2月に、僕の名前を呼んでくれるオカメインコが死にました。
翌3月に、僕と同じく毎日朝まで仕事をしていたパワフルな上司が突然、死にました。

その後のことはしばらく、あまり記憶にはありませんが、
3年ほど抑うつ状態と不眠に悩まされながら、
人生をやり直すことになります。

1年ほどは死ぬことに対するあこがれが強く、睡眠薬を貯めることが楽しみの一つでした。

しかしある時、気づいたのです。

あ!死んだことにしたら、今から新しい人生を始められるんだ!

と。つまり物理的に死ぬ必要はなく、過去の自分を捨ててしまえばいいのだと。

すぐに僕は頭を金髪に染め、今までの自分と違う印象を自分に与えるようにしました。

うつになって初めて前を向き、新しい人生について考えることが出来たのです。

うつ病の後半、新しい人生を見つけようとしていた頃の雑記はこちら↓

自分らしい人生を模索しはじめて更に15年、迷走する

自分を探す旅は15年続いた

29歳でサラリーマン生活から軌道修正することはできたものの、自分が本当にやりたいこともわかりません。

起業という道に興味はありましたが、ビジネスの「ビ」の字も知らない、世間知らずです。

思い返せば、自分が自分らしく夢中になれて、社会に貢献できるような「天命」。
そんな生き方を求めていた傾向は学生時代にさかのぼります。

当時、進学する学生以外のほとんどが就職活動をする中、私は全く就職活動をしませんでした。

というのは、就職することで人生の大半の時間を「好きでもないこと」に奪われてしまうという恐怖を感じていたからです。

その頃描いてた絵。キングオブビール

大学4年時は工場で作業員のバイトをしていたので、そのままフリーターになりました。卒論を書かずに卒業したのは、学部内で私くらいのものです。

当時、働いていた工場が自動車関係の一部上場企業で、半年後にたまたま開発部門に抜擢され、設計者として正式に入社することになりました。

当初の仕事は楽しく充実していたものの、どこか空虚感を常に感じており、仕事の後はパチンコ、パチスロにのめり込みました。ギャンブル依存で自分のコントロールを失いました。

その後、前述しました失恋のショックと過労による鬱状態を経て、人生をリセットする気づきを得ました。

ただ、29歳から始めた新しい人生も順風満帆ではありません。

個人事業主として独立して様々なビジネスにチャレンジしましたが、起業は甘いものではなく、経済的に何度もどん底を味わいました。

2011年の震災時は、売上が完全にストップして資金繰りに困り、時給750円の畑仕事でしのぎました。

希望の見えなかった学生時代から25年、人生をリセットして15年、ダメダメな人生を歩んできた私が大きく変わったきっかけは、天命に気づいたことです。

自分の名前に天命を見つける

’92年砂浜美術展 大賞のイラスト

僕の名前は「隆介」です。名前の意味は知らない、と母親に無責任に言われたこともあり、長年あまり好きではありませんでした。

氷川神社で命名していただいた名前で、それぞれの漢字を丁寧に見れば、「隆」の字は「興す・起こす」、「介」は「助ける」の意味です。つまり現在メインで行っている起業家向けのコンサルティングの仕事が、まさに「隆介」だと分かったのです。

天命に気づき、確信に変わってからは、当時行っていた物販の仕事を一切辞め、コンサルの仕事に真剣に向き合うようになりました。心理学を学び、コーチングの技術を取り入れました。

表面的なアドバイスではなく、起業家の心にじっくり向き合い、本当のゴールを探るようにコンサル手法も変えました。

クライアントの幸せにフォーカスすることで、充実し、僕自身も満たされ、心が豊かになりました。

もしも、あなたが現在の仕事に確信を得られず、豊かさを感じていないなら・・・天命とは行かずとも、自分の人生でやりたいことは何なのか?どう生きたいのか?どう在りたいのか?

自分の心を深くまで探ってみてはいかがでしょうか。

かつての僕のように息苦しさを我慢して生きるのではなく、まずは自分が心地よいと思えることに夢中になること。

そして周りの人に愛や価値を広げ、豊かな人生を送る仲間を増やしたいと願っています。

高橋隆介(二児のパパ/主夫/ウェブコンサルタント)

1973年生まれ。埼玉県在住。埼玉大学理学部卒。20代はバーボン党、30代以降はビール党。
41歳で子どもを授かり、育児に専念するため主夫となる。

ある占い師さんに突然「八咫烏」と命名され、神武天皇を橿原へ導いた八咫烏になぞらえ、人生とビジネスのナビゲーターとして「ヤタガラス」を名乗る。

アフィリエイト、サイト制作、SEOコンサルタント、ネット買取業など、インターネットを使った15年のビジネス経験とコーチング技術を元に、迷える個人起業家や一人社長をナビゲート中。

コンサルタントっぽい難しいコトバをできるだけ使わず(というか知らない)、相手を自分のスタイルで縛らない、心を起点とするコンサルティングが特長。

現在はSDGsと防災リテラシーを広める活動もしている。

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