本気なのに行動できない人

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本気なんです!絶対にやります!○日までにやります!

そういいながら、何故か行動できない人がいます。
なぜでしょうか?

僕自身は「本気になろう」と思わなくたって、娘に

「もう仕事しないで!(怒)」

って怒られるくらい、自然に仕事しちゃいますので、このモンダイについて実はあまり深く考えてきませんでした。

クライアントさんに対して具体的なアドバイスさえすれば、あとは実行していただくだけ。
やった結果を検証して、また前に進みましょう。

これでOKだと考えていたわけですが、甘かった。

僕がコンサルしている女性のひとり起業家さんがまさに、その状態。
起業して1年過ぎて、具体的な行動ができていない。

本気なのに行動できない原因とは

実は起業する時点で「独立することがゴール」みたいな人が少なからずいるようです。
自分の好きなテーマ(ラーメン屋とか音楽教室とか)で起業してしまえば、あとは勝手に売上がついてくる、と思い込んでいるフシがあり、もしかしたらこの起業家さんもそうだったのかもしれません。

しかしこれは起業する時に考えておくことですね。起業したら、やることはいくらでもあるのが普通でしょう。

僕自身の経験と、いくつかの本を読んで絞り込んだ結果。
ビジネスに取り組むときに、自分では本気だと思っていても、なぜか前に進まない原因は3つです。

1)実は好きじゃないことをやっている
2)アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる
3)マインドセットの問題

件の一人起業家さんの問題の大きさとしては、

(3) > (2) > (1)

1)については、僕が提唱している「ゲージツ的生き方」の根幹部分で、何度か書いたしこれからも書くと思うので省略。しかも問題としては小さい。

厄介なのは、(2)と(3)です。

僕も(2)のマインドブロックには長年悩まされました。
ビジネスをやってるのに、見積書や請求書を書くのが恐怖だったんですから。。。

お金を稼ぎたい、といいつつ、お金をもらいたくない。
この心理が根底にあると、自分の過小評価傾向がドンドン増してきます。

結構、ヤバイ状況です。

僕自身は、ひたすら時間を掛けて「慣れ」で克服してきましたが、最近流行ったアドラー心理学の本を読んで、ブロックの探り方は少し見えてきました。

アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいたら、前に進めるわけはなく、それ以上にブレーキドラムが加熱して壊れてしまいます。

マインドブロック以上にヤバイ、マインドセット

でもそれ以上にヤバイと思ったのが、マインドセットのモンダイです。

ビジネスする人は必ず、マインドセットが重要、と教わるか、自分で気づくと思います。

でも、本当に重要だと気づいていたら、それなりに勉強したり自己改革をするものなのです。

だけど厄介なことに、重要ですよ、と言って理屈を教えても、ダメなんです。

それこそニワトリと卵の命題と一緒で、マインドセットがないから、必要なマインドセットを受け入れないのです。

例えば彼女の場合、言い訳が目立ちます。
本人はきっと意識してないのですが、どーでもいい言い訳で自分を納得させようとしている。

例えば、
「この本が役に立ちますよ」

「目が悪いから、本が読めないんです」

メールはパソコンで読んでいるわけで、Kindleなどで電子書籍で読めば、拡大できるし読めるわけです。
本気で成功したい人なら、意味のない言い訳はしないはずなんです。

実は成功したくない、という根深い問題

アドラー心理学では、このような言い訳を

彼女の目的 =「本を読みたくない」さらに「成功したくない」

を達成するための理由を探している、と解釈します。

ですので僕がKindleで読みましょう、と提案しても、結局自分で「成功したくない」というマインドブロックに気づかない限り、別の言い訳が続くのです。

さてマインドセットの問題がヤバイと書いたのに結局(2)のマインドブロックに戻ってしまいましたが、

「あなたは実は成功したくないんですよ」

と言っても、受け入れてくれないのが「悪いマインドセット」です。

一言で言えば「素直さ」なんですけど、人それぞれ何かしらのプライドがあるので、それを邪魔しているんです。

彼女の例で言うなら「うちの業界は特殊だから…できない」という決まり文句も、プライドの一つでしょう。

では、言い訳の連鎖を遮断して、マインドセットを変えるにはどうしたら良いでしょうか?

挫折が一番のクスリ

人生において、挫折が重要なチャンスをもたらす、と書いたことがあります。

自分の夢や目標に対して、足りない器を作るために、「挫折」というプレゼントがあるのです。

ショックが大きければ大きいほど、蛹が羽化するように、自分が変わることができるから。

かく言う僕も挫折を通して自分を否定し、初めて素直になって人の話を聞くようになりました。

だけど当たり前ですが、人に挫折を勧めるわけにも行きません…(^^;

ところで、マインドセットとひとくちに言いますが、曖昧すぎる言葉なので、僕は自分なりに次のように定義しています。

マインドセット = ある情報(出来事や人の意見など)に出くわした瞬間に反応として出る思考。

これをどう成功タイプのマインドセットにしていくか?
僕自身のビジネスマインドは途上とは言え、意識してからここまで10年以上かかってます。

悪いマインドは「~できない」という単なる思い込みが多いのですが、それくらい、思い込みは根深いものがあります。

結局、自分で気づくしかない

クライアントさんとコミュニケーションを取っていてよく思うのが、

「見えている世界が違うのだろうな」

ということ。

一見、会話が成立していて、同じテンションで

「はい、今日中に実行します!」

「では、明日にでもご報告お待ちしてます!」

・・・で、報告がない、ということがよくあるのですが、
そもそも僕と彼女で、自分の「ビジネス」に対する優先順位が、たぶん違う。

僕は家事や育児をしながら、普段仕事してます。

今でいうと暴れる10ヶ月の息子を抱っこしながら、原稿を書いてます。
抱っこ紐の中で子どもがピョンピョン跳ねるので、書きにくくてしょうがないです。
(眠いとこうなります)

育児していると本当に24時間、突発的なトラブルが日常的に起こるので、振り回されていては仕事になりません。

なので、どうするかというと・・・

仕事に対する「執念」でやってます 笑

じゃなきゃ、結果は出せないです。
仕事は中断中断、が当たり前になってくるので。

子どもを言い訳にできませんし、そもそも自分で選んだ道ですから、自分に言い訳しても何の意味もない。

そして子どもの相手も、仕事も、好きだから続けられるんです。

もしも、好きだと思っている仕事なのに、熱中できないのなら、それほどやりたいことではないのでしょう。
大事な仕事をやらないで、別に優先させたいことがあるなら・・・

人はフォーカスできるものは3つまで、と言われます。

上位3つのうちに、優先させるべき仕事が入っていないなら、ビジネスでの成功はできない。

もしも、売上アップのための施策が優先順位の4番目であれば、上位3つのうち、いずれかを捨てなければいけないということです。
一定期間でもいいので、何かを成し遂げたければ、大事なものを捨てる覚悟も必要です。

色々と書いてきましたが、結局は、自分で気づくしかないです。
いま目の前にある結果は、全て自分の責任だということを。

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