同僚に対するイライラ、怒り…ネガティブ感情対処に必要なこと

記事内に広告が含まれています。
抑えられない怒り

[cc id=1487]

今日はネガティブ感情の対処についてコーチングの事例をご紹介します。
(事例はプライバシーに配慮し、実際の内容と状況を変えてあります)

会社員のKさんは、職場の同僚Yさんの仕事ぶりにイライラを募らせています。

僕がコーチングの中で行うセッション(ヒューニング)では、イライラや怒りを気にならないほど小さく変化させたり、昔に遡って感情の原因を消すことができます。

多くの人がそうであるようにKさんの場合も、大きなストレスを占めるYさんに対する感情を手放しておいた方が目標に向かいやすくなる、と思いました。

目標へ向かわせる強い回避のエネルギー

現状から逃げようとするエネルギーは強い

ちなみに目標というのは、会社に留まりながらでも叶えられますが、会社員を続けるよりは辞めた方が理想的です。

通常、ストレスは少ない方が良いですよね。
特にYさんが職場に与える影響というのは非常に大きいようで、Kさんのみならず、ほとんどの同僚がムカついたり、イライラを募らせているとのことでした。

ただ一つ、僕が気になったことがあります。

Kさんは必ずしも仕事が嫌いなわけではなく、むしろ「デキる」タイプの人なので、それなりの環境さえ整えば、会社にとって貢献度も高く、仕事を楽しめる人なのです。

現在はYさんという難敵?がいるため、仕事も思うように進まずに力を発揮できていないようなのですが、Yさんという最大のストレス原因を取り除いてしまったら・・・?

「Kさん、会社が居心地が良くなって、仕事が楽しくなりますよね?」

「そうですね、いいですね♪」

「その場合、目標に対してはどうですか?」

「・・・?」

「回避のエネルギーって強いので、現在は会社を辞めて自由になってやる!というモチベーションが強いと思います。だけど、Yさんの力がなくなったら、どうですか?」

「あ〜〜〜。この生活でもいいかなぁ、と満足してしまうかも」

「ですよね?でも目標の方は、長期的にみて、会社がどうであろうと叶えたいものですよね」

「確かにそうですね」

全ての物事に意味があるとしたら?

とはいえ、Yさんの存在とそれによるストレスが頭を占めているため、このままでいいとは思えません。

Kさんはスピリチュアルな世界観を持った人で、

全ての物事には意味がある
・目の前の現実は自分が作り出している

という考えを受け入れています。

その前提で、

「ではYさんの存在や振る舞いは、どんな意味があるのでしょうか?」

と質問してみました。

Kさんは「それがわからない、でも考えてみる」とのことでしたので、それを次回のコーチングまでの宿題にしました。

私自身も、娘の理不尽な要求に対してイライラや怒りを感じてしまう時期がありました。
その怒りの感情をタイムラインセラピーで外した途端、娘に対する純粋な愛情だけが残り、涙が流れた経験があります。

娘が生まれたばかりの時のような、「ただ可愛い」という忘れていた感情を思い出しました。

大きなストレスというのは、個人的には自分が変われるチャンスだと思っています。
「全ての物事に意味がある」とすれば、きっと前に進むための学びが得られるでしょう。
(実はタイムラインセラピーでも、その学びが重要です)

KさんがYさんからどんな学びを得るのか、その報告が楽しみなところです。

[cc id=1646]

コメント